私が始めて赤ちゃんと遭遇したのは、兄の息子、つまり甥が生まれてからです。
それまでの私は、人間の赤ちゃんを見て、「かわいい」と無条件に顔をほころばせる女の子や女性やおばさまを見て、全くその気持ちが理解できませんでした。
子犬や子猫であれば、私もその気持ちになるのですが、人間の赤ちゃんには沸きあがる母性本能というものが湧いた試しがなかったのです。
甥という赤ちゃんに出会って、初めて、自然と湧き出る愛情を感じました。
ということで、頻繁にかわいい甥に会いに行っていました。
兄のお嫁さんのお出かけ時も...

甥と出会うまで、私はどこに引越すにも、誰かと離れるのが悲しいと思ったことは一度もありませんでした。
なので、ニュージーランドで結婚することが決まって、日本を旅立つ時に、初めて、甥と離れるのが悲しいと思ったのです。
今生の別れのような辛い思いを抱え、ニュージーランドに嫁いだ私。
そんな私にも、やがて、息子が生まれます。
それまで、赤ちゃんと触れ合ったのは甥だけだったので、赤ちゃんは絶対、男の子が欲しいと思っていました。
そして、念願の男の子が生まれて、すぐに、ああ、なぜ、女の子を所望しなかったのだ...

我が家に来たＪｅｅｐの３輪ベビーカーは、赤ちゃんサポートもしっかりしていて、羊の毛のマットを下に敷いて、息子はぬくぬくとそこで、よく寝ていました。
うちの長男は本当に寝ない子だったのですが、このＪｅｅｐの３輪ストローラーでは、ぐうぐう寝ることが出来たのです。
なので、長男をお昼寝させたい時は、ベビーカーに乗せて、散歩に行けば、イチコロでした。
家に帰って来ても、そのまま、ベビーカーの中で寝かせていました。
Ｊｅｅｐの３輪ストローラーは立派なタイヤなので、どんなでこぼこ道であっても、ぐんぐん行く事...